自然の中でのクモの働き

  クモは肉食。自然界の食物連鎖の中では第二次消費者の段階にある。
すべての生物がそうであるように食う食われるの関係にあって、クモもまた、
鳥類や両生類、は虫類の餌となって自然界の物質とエネルギーの循環の
流れのなかに組み込まれている。
 

 人間の利用の面にたてば、クモのこの生態的な立場を有効利用できるのでは
ないかという発想がある。
 環境に長期にわたって被害を及ぼし続ける人工的な化学物質としての「農薬」
を使わずに「天敵」としての役割を生かした「生物農薬」として農業や林業での
害虫を駆除してもらおうというわけだ。
 

 もちろん家の中だって、薬剤を使ってゴキブリやハエを退治するのではなく
クモに食べてもらえば健康だし、経済的なのはまちがいない
 

 糸や毒物検出についての利用はまだまだ実験段階のようだ。
 

 しかし、クモの網の芸術や建築アートに与えた影響はどうなんだろう?
 うっとりと見惚れてしまう網の幾何学構造はすぐれた自然の芸術として
 十分すぎるほど僕を魅了させてくれている。
 

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